今日はドヴォルザークの弦楽五重奏の練習をしました。明日が演奏会です。
私はこの組み合わせでは2Vnを弾いているのですが、面白いことに気が付きました。ファーストヴァイオリンはプレーヤーである以外に、指揮者としての側面と、トレーナーとしての側面があります。指揮者は演奏解釈(Interpretation)です。そして楽譜通りの演奏(Notationの再現)です。もちろん両方共がしっかりしていなければうまくゆきません。Interpretationは演奏に必要な主観の部分であり、Notation通りに演奏することは客観的な部分です。
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今日は、ブラームスの弦楽四重奏第1番を練習しました。前回私が参加できなかったときに、Vn2,Va,Vcでさらってくれたおかげもありますが、このメンバーでは初めてだったのですが、少しテンポは遅めでしたが、初めての試演で全楽章がさあっと通ってしまうのは気持ちが良かったです。
アマチュアのグループにとってこの曲はアンサンブルの難所がいくつかありますのでご紹介するとともに対策を考えてみます。
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カラオケはバックグラウンドの音楽に対して、歌を歌うものです。大変気持ちよく楽しいのですが、バックグラウンドの音楽は基本的に固定された音楽です。カラオケの発展として、採点システムがあり、高得点を目指してたくさんの方がすごい努力をされます。生来、生真面目な日本人にはまことによく適合するシステムです。
しかし、自分の歌を、自分のテンポで自分の節で自由に歌い上げるというのが本来の姿です。これができない理由は、録音された音楽を伴奏に使うからです。指揮ができるソフトならばこのような問題を簡単に解決できます。
自分で指揮をしながら歌うのをスーパーカラオケと呼んだなら、スーパーカラオケ大会は、今までの採点システムの大半が無効になり、オリジナリティをどう評価するかということになります。これは面白そうではありませんか?
発想記号をいろいろ調べているうちに、たまたまボッケリーニの弦楽五重奏の楽譜をIMSPLで見つけました。
初期のMozartに似ていますが、いろいろ違いますね。
使用されている発想記号は下記です。
F.mo F. pocoF. P. P.mo
R. cresc. Tr, Piano, et tenute cresc. Sul ponticello でした。
面白いのはRでリタルダンドですが、対応するa tempoは書かれておりません。cresc. に対応する dim.もありません。
調査した曲は下記のVn1パートです。
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Quintet in B-flat major, G.271
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Quintet in A major, G.272
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Quintet in C major, G.273
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Quintet in F minor, G.274
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Quintet in E major, G.275
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Quintet in D major, G.276
拍節感とリズム感のことは勉強したことがないのですが、連続した拍が、規則性を持つという説明には昔から違和感を持っています。
ルネッサンス期の音楽は全音符が分割されて2分音符が生まれ、さらに分割されて4分音符が生まれてゆきます。
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指揮をするためのアプリである、AdMaestro(iPhone版)の日本版とアメリカ版を1月末にリリースしました。AdMaestroの宣伝をしなければならないのですが、これを機会に私の活動をいろいろご紹介してゆきたいとも思いこのブログを立ち上げました。サイトの体裁はおいおい整えてゆきます。よろしくお願いします。
for the true, the good, and the beautiful