弦楽四重奏のファーストヴァイオリンを育てる(2)

今日はドヴォルザークの弦楽五重奏の練習をしました。明日が演奏会です。

私はこの組み合わせでは2Vnを弾いているのですが、面白いことに気が付きました。ファーストヴァイオリンはプレーヤーである以外に、指揮者としての側面と、トレーナーとしての側面があります。指揮者は演奏解釈(Interpretation)です。そして楽譜通りの演奏(Notationの再現)です。もちろん両方共がしっかりしていなければうまくゆきません。Interpretationは演奏に必要な主観の部分であり、Notation通りに演奏することは客観的な部分です。
 

Notationに関する部分は、室内楽ではメンバーの責任範囲です。合奏しないと分からないところなど殆どなくて、メトロノームとチューナーを相手にすれば大半が解決する問題です。だからこの部分は、メンバーにまかせ、合奏の場ではできるだけ取り上げたくないテーマであることを皆さんに理解してもらうべきです。そしてInterpretationの部分にできるだけ練習を集中させるべきです。これによりメンバーは考える機会を与えられます。

一番簡単な質問は、このメロディにはどんな気持ちがこめられているでしょうか?この部分を簡単なストーりにするとどんな感じでしょうです。
良いファーストヴァイオリンになりたい方は、やってみましょう。

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