スコアの使い方 (1)

アドマエストロを使い始めた方で、少し真剣に音楽と付き合ってみたいという方のための記事です。

モーツァルトのアイネクライネのスコアを入手してください。楽譜屋さんから入手できますが、IMSLPからダウンロードすることもできます。IMSLPでサイトを検索、サイトの検索欄でEine Kleine Nachmusikを検索し、Scoreをダウンロードしてください。譜めくりが間に合わないので必ずプリントアウトして紙の状態で使ってください。

ScoreReading

上の楽譜のようになっています。すべてのスコアはこの弦楽五部を基本にしており、管楽器などほかの楽器は上に追加されてゆきます。この曲はチェロとコントラバスが同じ譜面4段譜です。
 

そして、上から順にファーストヴァイオリン、セカンドヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ・バスという順序で並んでいます。モーツァルト、ハイドンやベートーヴェンの時代でしたら、メロディの8割くらいはファーストヴァイオリンが弾いています。ですからファーストヴァイオリンパートだけを見てください。

そして、演奏が始まったらファーストヴァイオリンの楽譜を追いながら、さっさとページをめくっていってください。上記の楽譜なら4小節演奏が終わったら、もう次の段に行きます。そして最後まで追うことができたら万歳です。

楽譜を正確に読める必要はありません。ただ何となく追えれば十分です。これを繰り返してみましょう。そのうちにほかのパートにも目が行くようになります。次に見るところはバス、つまり一番下のパートですが、その理由は別の機会にご説明します。

スコアを見ながら音楽を聴くと、だんだん音楽が目に見えてきます。一番良いトレーニングは、音楽を聴きながらスコアをみて、次にスコアだけを見て
音楽を思い出すという方法ですが、急ぐことはありませんが試してください。

 

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