開発の現状と方向性
- AdMaestro TOP
- 開発の現状と方向性
AdMaestro(アド・マエストロ)はMicrosoft Kinectを使ったCDを指揮するためのWindows向けアプリケーションですEnglish site
2015年1月18日にAdMaestro(iPhone版)を公開いたしました。iPhoneに内蔵されたセンサーを利用して、iPhoneの動きを検出する方式です。従ってiPhoneを手に持って指揮棒のように振ります。左右のどちらの手でも構いませんが、iPhoneのスクリーンが必ず左側を向くように持ちます。
再生専用ですので、楽曲についてはプロダクト・リスト内の曲をiTunesから購入してます。CIファイルについては弊社で制作したものをApp内購入します。CIファイルの作成、変更はできません。
iPhone版使用上の問題についてはFAQをご参照ください。画像センサーではないのでノイズが少なく、キネクト版よりも性能が向上しているようです。
キネクト版についてはリリース後に多くの皆様にアド・マエストロ(キネクト版)の試演をしていただき、開発が一段落するところまで来ました。今後、音声や画像を使用して、アドマエストロをリハーサルの場で実用的に使用できるような製品を開発する予定です。
エア指揮(指揮真似)で楽しんでいただくというエンターテイメント的な用途では、かなり達成されたと感じております。
協奏曲のオケ判としてアドマエストロを使用するためには、音を出すポイントを正確に精密な編集が必要になり、そのために速度を落として編集作業ができるようにすることや、その後の修正では1/2, 1/4の速度で編集できる機能などの強化を行いました。またテンポの急激な変動に対応するa tempo機能や、一定期間、再生を中止してから再開するカデンツの機能等を追加いたしました。カデンツについてはキネクトのノイズの影響などでうまく作動しないことがあるなどの問題が残っていますが、ある程度協奏曲のオケ判としてアドマエストロが使えるようになってきました。
Fermata機能ですが、fermata実行時の音質の劣化が大きいこと、再開するときに1拍の前振りを入れなければならないことなどがあり音楽的には未解決の問題として残っています。
また、上記の効果を出すためには編集作業がかなり専門的になることがわかり、弊社で有名な曲や、協奏曲のオケ判については編集済みのCIファイルを提供することになりました。
wave/mp3 fileとCI Fileがアドマエストロの演奏には必要であり、この二つを同時に提供するのがお客様にとって一番便利なのですが、wave/mp3 fileについては著作権以外に演奏者の権利、レコード製作者の権利をクリアする必要があり、弊社が販売することはできません。それで入手しやすい音源を選んで、それに対応するCIFileを提供する方向になりました。
一方上記の条件をクリアする1962年以前のLPレコードを探し、それを直接の音源とすることによりお客様にwave/mp3 fileとCI Fileの形で提供することを始めております。
使いこなすためのトレーニング:
エンターテインメントとして適当に振るならば特にトレーニングを必要としませんが、真面目に取り組みたい方のためには、指揮の振り方(脱力や表現方法)、スコアの見方、読み方などのトレーニングが必要です。Editの仕方など対面でのトレーニングが必要です。ご相談いただきたいと思います。
対象OS:
Windows7
(Windows8, 8.1については使用可能ですが、弊社としての確認作業は終了しておりません)
CPU: 2.7GHz Dual Core
RAM: 2GB
HDD: 空き容量2GB以上
キネクト:
Kinect for Windows Version
AdMaestroは下記の特許を申請しております。
特願2012-259720
特願2012-259718