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弦楽四重奏のファーストヴァイオリンを育てる(1)

ファーストヴァイオリンがなぜ育てにくいかというと、技術的なことは別にして、弦楽四重奏をリードするという指揮者のような役割を負うからだと思います。初見大会のときはよいのですが、この曲をじっくりやろうというときに困ってしまいます。

一番多い失敗は、練習の内容が音程とリズムに集中してしまうことだと思います。これは楽譜に書かれていることであり、Notationの確認です。楽譜に書かれていることをさらってくるのは室内楽では各自の問題です。これにファーストヴァイオリンが過度に口出しするのでは、単なるトレーナーになってしまいます。トレーナーと指揮者は違います。
 

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ファゴットの練習

とにかく練習を始めました。VivaldiのBf,Fg.Bcのトリオソナタをさらっていますが、バロックファゴットは右手の手の位置をサポートするものがないので、楽器がとても不安定です。特に目標を決めたわけではなく、疲れるまで吹いていれば、何とかなるだろうと気軽に続けています。音は?風邪を引いた豚みたいというと、豚に失礼です。

 

ファゴットを練習しなくては

昨年の12月に開いた415の会の後、ヴィオラ弾きのお友達が、私のバロックオーボエに興味を持ち練習をするといってお持ち帰りなったのです。その時次回(4月の予定)は私がバロック・ファゴットで通奏低音をやりましょうと、酔った勢いもあって、リコーダー吹きの立ち合いで、男同志の固い約束が出来上がってしまったのですが、どうも彼氏は真面目に練習を続けているようなのです。

私の経験では、オーボエは最低3か月ぐらいは毎日練習を続けないと、トリオソナタ1曲分の時間分楽器を演奏することはできません。たぶんファゴットもそうだとしますともうそろそろ練習にかからないと、男の約束を守れないことになってしまいます。でもねえ。

415の会というのは、A=415Hzでやる会のことで、3か月に1回ぐらいトラヴェルソ、リコーダー、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、ガンバ、チェンバロなどが寄り集まって遊ぶ会です。私のうちでやっており趣旨にご賛同いただける方はどなたでも参加できます。

趣旨が、少し変わっていますし、バロックに対するアプローチが少し変わっていると思います。これについては参加される方がいるかもしれませんので、一度しっかりとご説明しなければならないのでしょうが、田舎の領主がヴェネツィアやフィレンツェに旅行して、その音楽の素晴らしさに強く感銘を受けたとしましょう。領地に帰ったあと田舎領主はどうやって音楽を楽しむんだろうというところから当時の音楽を考えています。