AdMaestroを初めてステージで使いました。

私どもの定期演奏会に来てくれていたお客様から、子供たちの伴奏をしてくださいと申し込みがありました。小学校の卒業記念の発表会なのですが、小学6年生の子供が4人ということでした。曲はコレルリ:ラフォリア、クライスラー(フランクール):シシリアーノとリゴドン、エクレス:ソナタ メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 2,3楽章。以上を弦楽合奏の伴奏にしてお願いしますということでした。コレルリ、クライスラー、エクレスはチェンバロを入れた通奏低音付の編成で編曲しましたが、メンデルスゾーンは弦楽合奏だけではだめですので、AdMaestroを使用することにしました。
 

音源としてはMMO社のCDを使用しました。弦楽合奏はVn1,Vn2,Va,Vc.Cbが各1プルトです。会場のスピーカは天井から吊り下げ型で位置は固定されていました。リハーサル時に弦楽合奏とスピーカの音量の調整を入念に行いました。アドマエストロのセンサーとしてはキネクトを使用しました。

客席では、オーケストラの管打楽器はどこにいるのだろうという感じで聞こえたようです。殆ど練習をしていなかった弦楽合奏の人は、オケの中で弾いている感じだから落ちても安心だったそうです。但し、音程が悪いとその音が目立つのでちょっと怖いです。
指揮者にとってどうかというと、天井の吊り下げ型なので、管打楽器の音が頭の上を通り抜ける感じでした。やはりスピーカの配置は弦楽器の後ろに置く方が良いです。

AdMaestro自体の動作については問題はありませんでした。指揮者の左前にキネクトを置きましたが、客席の照明がOFFになっているので良い環境だったといえます。演奏中にノイズを拾うことはありませんでした。

お客様も評判もよく、AdMaestroを使った演奏会が成功したのでほっとしました。

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