演奏会をやるときにどのくらい練習するか?

昨日、川口市鳩ケ谷市民センターで演奏会を開きました。プログラムは下記です。

Handel Concerto Grosso in G major OP.6-1 HWV319
Vivaldi Concerto for 2 Cellos in G-minor RV531
Dvorak String Quintet in E-flat Op.97
Mozart Quintet in E flat for Piano and Winds, K452 (String Version)

私共のグループは忙しい人が多くて練習の機会がとても少ないのですが、2か月に1回のペースで定期演奏会を続けております。
余程うまいグループかというと、そんなことは全くありません。5年くらいで49回の演奏実績が独特な練習法を編み出したのです。
 

私は音楽監督をやっておりますが、上記の練習が、演奏会のゲネプロを数えないと、ヘンデル、ヴィヴァルディが2回、Dvorakも2回、モーツァルトは1回です。しかしお客様がいらっしゃるので質の低い演奏はできません。過去に質の低い演奏をして少し苦い経験をしたことがあります。

コツは2つあります。室内楽は個人技であり、パーツが悪ければ全体は決してよくなりません。だからできるときに分奏のような形式でも構わないから練習してしまいます。五重奏を3人でやるのはどうかと思いますが、個人技を磨く目的ならばいくらでもやることはできます。

今一つは、みなさんが納得できるような演奏解釈を提示してゆくことです。自分が歌うべきところなのかどうか、判断のつかない団員の方が普通です。ですからここははっきりと「あなたの出番です」と明確に指示を出してゆきます。演奏解釈についてはこのブログのメインテーマでもあります。

このような作業をしっかりやっておけば、アマチュアのグループでも、全員が集まる練習は2回あれば十分です。2回しかないと皆さんの緊張感もありますので良い練習ができます。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です