初心者のための演奏解釈: Mozart 弦楽四重奏曲 ハ長調 K.157 1楽章

室内楽を始めた方が必ずと言ってもよいほど経験するモーツァルトの弦楽四重奏曲 ハ長調です。皆さんが良くさらってきていて、全楽章が止まることもなく楽しい演奏ができたとしましょう。「それじゃ次へ行ってみましょう。」ではもったいないのです。
「それでは1楽章をもう一度通してみましょう。」「それでは、、」 このような風景が良く見られます。
弦楽四重奏の欠点は楽しすぎるところかもしれません。四つの楽器が和音を鳴らしているだけで十分に幸せになってしまうのは問題かもしれません。

さっそく本論に入ります。
まず、下記の楽譜をごらんください。この曲です。

続きを読む 初心者のための演奏解釈: Mozart 弦楽四重奏曲 ハ長調 K.157 1楽章