自分がどこで何をしてるんだろう (1)

音楽を演奏中に自分はどこで何をしているのか意識したことがありますか?

指揮者だタクトを振り始めたから弾き始めて、曲の終わりまでくればおしまい。曲が短ければよいのですが、長くなってくると後何ページあるのかわからないなんてことはありませんでしょうか。

今回は「どこにいるのか。」の重要性をご説明します。ソナタが一番説明がやさしいのですが、古典的で模範的なソナタ形式は提示部、展開部、再現部とコーダに分かれます。そして提示部の終わりには大体反復記号が付いています。再現部は提示部が繰り返されますので、どこからが再現部かは簡単にわかります。コーダの入りは再現部の終わりです。提示部と同じような終わり方をしてコーダに入るのが普通ですから、これもわかります。
指揮をするにせよ、演奏するにせよ、きっちり構成された音楽でどこのあたりを演奏しているかを、はっきり把握していることは大事です。

 

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